「内地」初スキー


約一年ぶりにスキーをした。
北海道人が言うところの「内地」では
初めてのスキーである。


北海道人にとっては
自宅周辺に雪がないのにスキーに出かけるというのは
非常に違和感があるのだが
高速を使って2、3時間移動するだけで
雪国に変わってしまうのも妙な気分だった。


「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」
という一節が、初めて実感とともに理解できた気がする。


北海道に比べると雪質が良くないという話は
各方面から聞いていたのだが
今回行ってきた岐阜県の「ほおのき平スキー場」は
知る人ぞ知るパウダースノーの穴場なのだった。
(来ているのはスキー上級者が多く、
 家族連れとかボーダーは比較的少なかった。
 観光客もほとんどいない。)



この2日間は特に気温が低かったせいもあって
(朝8時でスキー場付近の気温はマイナス14度だった)
(日中の最高も0度前後)
そして前日の夜に雪が30〜50cmほど積もったせいもあって
完璧なパウダースノー。
そして天気は最高。



北海道の富良野ニセコあたりに
決してひけをとらない最高の雪質であった。
おかげで、
新雪のコブ斜面を攻めすぎて
全身が筋肉痛である。



久々の雪景色を体験したが、
まだ「懐かしい」という気分にはならず、
あまりにも自然にとけ込める自分がいた。
(↓ 久々の雪道運転)



秋が永遠に続いているような寂しい気分だったが
ようやく冬を実感することができた。


ほんの束の間の冬だったけれど......