大学のブランド


今日は今年度1回目のオープンキャンパス


この時期のオープンキャンパスは参加者が多くないだろう
という予想を裏切り、去年より参加者は増加(らしい)。
あわてて参加者用のテーブルと座席を追加したほど。


高校1年生の時からこの学科に決めていた、とか
絶対にここに入りたい、とか
母親がこの学科の卒業生だから、とか
そういう参加者が多かったようである。


つまり、この短大のこの学科は、
一つのブランドとして、
ある程度の名声と地位を確立しているわけである。


こういうブランドというものは
一夜にしてできあがるものではない。


長いあいだの教職員の地道な努力、
在学生や卒業生の評判、
卒業生を受け入れてきた企業の評価、
父兄の信頼と満足感、
などが少しずつ積み重なってできあがるものである。


貴重な休日にわざわざ手伝いに来てくれた卒業生は
たった一つしか年齢が違わないというのに
確かに在学生(2年生)よりも輝いて見えたし
それは参加した高校生にもじゅうぶん伝わったはずである。
「自分もあんな社会人になりたい」という憧れや、
一つの目標のように感じたのではないだろうか。


この学科に入学することでその目標を叶えることができるのだと
少しはわかってもらえたのなら、幸いである。


大学案内や広告、CMなどでは
ある程度(偽りの?)イメージを作り上げることはできるけれど
本物の輝きというのは、直接見ればすぐに分かってしまうものである。


そういう意味でも、
大学にとってオープンキャンパスというのは
強い武器にもなるし、弱点にもなってしまうのである。


(写真は、会場に掲示された手作りの学科案内)

PS.
こちら(愛知と岐阜あたり)では「模造紙」とは言わず、
「B紙」(B0サイズだから?)と呼ぶらしい。