愛知駅伝


昨日「愛・地球博記念公園」で行われた、
愛知駅伝」をテレビで見た。
愛知県内の全60市町村対抗の駅伝なのだが、
小学生男女、中学生男女、ジュニア男女、一般男女、40歳以上男女、
という各世代の代表でリレーしていくのが面白い。


市町村によっては、
親子でタスキをつなぐところがあったり、
スーパー小学生みたいなのが出場していたり、
アットホームで地域性のある、
非常に興味深いイベントである。


テレビ中継でも、
レース前はそうした出場選手・市町村のプロフィールを紹介したりして
単に勝敗や記録だけではない側面をアピールしていたので
自分たちの市町村を応援したくなるような
かなり画期的なイベントかも、と期待が高まる。


ちなみに私は、安城市で行われた駅伝選手選抜レースに
ひそかに出場していたのだった。
(駅伝に出るつもりはなく、
 競技場のトラックで5000mを走りたかっただけなのだが...)
安城市が7位だったのでちょっと嬉しかった)


ただ残念だったのは、いざレースが始まると
中継車は先頭の選手と有名な選手ばかりを映し、
よくあるマラソン中継と変わらない放送になってしまったことである。


速い選手も遅い選手も各市町村をまんべんなく映して
テレビを見ている人が自分たちの市町村を応援しやすくなるような配慮があれば、
今よりもっと人気の出るイベントになるはずである。
(コースが狭いので、中継車の数を増やすのは大変だが)


また、「市」の部と「町村」の部を分けた2部制になっていたのだが
(おそらく人口のちがいに基づいているだろう)
オリンピックでは人口の少ない国も多い国も一緒に競っているわけだし
2部制にする必要性があまり感じられなかった。


同じ年齢の選手と同じ距離を走って、
全体では9位だったのに「町村の部」では1位なので
「優勝おめでとうございます!」と言われても
胸中は複雑だろう。


それと、
来年から合併して名前がなくなる町村があったり
「町」から「市」へ変わるところがあったり
複雑な事情も垣間見えるレースなのであった。