日帰り世界遺産の旅
今日は岐阜県の白川郷に行ってきた。
1995年に世界文化遺産に指定された、
合掌造りの集落である。
以前から見てみたいと思っていたものの
北海道にいた頃には、わざわざお金と時間をかけてまで
見に行く気にはなれない場所であった。
それが今では
日帰りで行けてしまうのである。
(高速を使って、片道約200kmのドライブ)
(しかも片道1,000円)
車で2〜3時間移動しただけで、
こんなにも文化と風土が違っていることに
あらためて驚かされる。
訪れたのは萩町合掌造り集落だけだけれど
多くの民家が土産屋や民宿などになっていて
世界文化遺産に指定されたことによって
もともとの「文化」や「生活」が
すっかり変わってしまったようである。
ここに住む人たちにとっては、
副収入が増えて喜ばしいことなのかも知れないが
毎日のように大量の観光客が押し寄せることで
静かな村の暮らしを失ってしまったのだと思う。
自分がもし、この村で生まれ育っていたら
今頃どんな気持ちでいただろうか。