新潟からの帰路


新潟での集中講義を終えてからは
福島〜栃木〜長野というルートで帰宅。


まず、20数年ぶりに郡山の叔父さんの家へ。
小学生の頃から大学生になるまで、
夏休みに何度も遊びに行き、長期間滞在していた場所。


田んぼ、森、ローカル線と無人駅、...
昔からずっと変わらない景色が懐かしかった。


震災時の話や、現在の福島での生活の話などを聞く。
メディアを通して聞く内容とは、やはり違っていた...。


郡山から日光東照宮へ。
小学生くらいの頃に一度来ているはずだが
ほとんど記憶に無い。



「見猿言わ猿聞か猿」って、こんなに小さかったのか...


栃木から長野へ移動し、小諸に宿泊。
小諸は、高校生の頃から気になっていた場所。
というのも、高校の時に教科書で読んで暗記していた
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ」で始まる詩が
(記憶力の衰えた)今でも忘れられないからだ。


この詩で島崎藤村のファンになり、
「初恋」の文章の美しさに感動して
高校1年の夏休みに書いた『独断的藤村論』という感想文が
国語の先生に気に入られて、クラスの前で朗読させられたっけ...


高校生の時からずっと想像していた小諸の古城。
石垣しか残ってなかったけど。


藤村作品に何度も出てくる千曲川
古城跡から見下ろすこの風景を、藤村も見ていたのだ。
そう思うと、感慨深い。


古い街道が残る、こじんまりとした町だった。
最近はTVアニメの舞台にもなったらしい。




翌日は同じく信州の安曇野にある、
有名な「大王わさび農園」へ。


黒い日除けの下に水が流れていて、
わさびが栽培されている。


わさび丼は想像通りの味(笑)




続いて暑さを避けるために黒部ダムへ。
観光放水中。


放水路の真上から。虹が出ていた。


ちょうどお盆期間だったので
どこも混雑していて、暑かったな (> <)