半田の雛まつり


先日の新聞で半田市の雛まつりが紹介されていて
3月3日よりも、この週末(26-27日)がメインだというので
午後から半田に行ってみた。


ウチからは車で30分ほどの距離なのだが
いつもは通り過ぎるだけで
町の中心部を訪れるのはこれが初めて。


半田市を代表する大企業と言えば「ミツカン」である。


ミツカングループ本社ビル(一番高い建物)と、
左手前のレトロな建物がかつての本社ビル(たぶん)。
右手前が「酢の里 博物館」


半田には元禄時代に運河が造られ、
その海運業を利用して江戸まで酒を運ぶ酒蔵が増え
さらにその酒粕を再利用して酢を醸造するようになったそうである。
(このあと酒の試飲をしたために記憶があまり正確ではない)


(運河とミツカンの古い工場)


この酒粕を利用した酢を使った江戸前寿司が人気になったらしい。
(写真は江戸時代の寿司の屋台を再現したもの)


ただし、工場見学では酢の試飲はできず...
(「おむすび山」をもらった)


次に、徒歩5分ほどの距離にある、
「國盛」を作っている中埜酒造の「酒の文化館」を訪問。


雛まつりなので、あちこちに雛人形が飾られていた。


ここでは國盛の試飲コーナーがあり、
純米吟醸吟醸本醸造と梅酒などを飲み比べ。
(個人的には純米吟醸が好み)


ここに歩いてくる時にすれ違った人たちが
やけにテンションが高いと思ったら
みんな試飲のしすぎだったのだろう(笑)


運河や古い倉庫群などが、
北海道の小樽と似たような雰囲気だったけれど
小樽ほど観光地化されておらず
落ち着いた感じの町であった。


5月には運河に鯉のぼりが並ぶらしいので
それも風情があっていいかも知れない。


身近な町の再発見であった。