「時代は変わる」〜1年を振り返って
この短大に来て2年目の終盤にさしかかり
もう少しで短大の「1サイクル」が終わろうとしている。
1年目の去年は、学内の行事/イベントを一通り体験し、
担当科目の準備をするだけで精一杯。
愛知の気候と文化に慣れるのにも一苦労。
2年目の今年からは、
2年ゼミも担当して就活指導や卒論指導を体験、
(就職事情は北海道とはまるで異なるので手探り状態)
委員会活動では昨年の経験を踏まえて新しい企画を提案したり、
以前から続いているものを改善したり。
その中で個人としても学科としても学園全体としても
いろいろな問題点/改善点が見えてきた。
授業にしろゼミ運営にしろ学科運営にしろ
前の年と同じことを無反省に繰り返すだけなら苦労はしない。
けれども、
同じことを続けているだけでは
良くてもせいぜい「現状維持」にしかならない。
一度あるやり方が成功したからといって、
その成功に何年もしがみついていると、
やがては(気付かないうちに)失敗の原因になるだけ。
新しいことにチャレンジすれば、
失敗のリスクも当然あるわけだけれど
前よりもっと良い結果を残すことができるかも知れない。
時代は変わり、学生も変わる。
それに合わせて大学も教育も変わっていかなければならない。
伝統を守りつつ、ブランドイメージを保ったまま
それでも最新の状況に合わせた取り組みが必要なのである。
時代の波にのまれて
石みたいに沈んでしまう前に
泳ぎだした方がいい。
「時代は変わる」の中でボブ・ディランもそう歌っていた。
今までは「新参者」という立場もあって
ちょっと様子を窺っていた感じだったけれど
来年あたりからはどんどん動いていこうと思っている。
ちょうど、
稚内の観光業界のやり方に物足りなさと不満を感じて
自分たちでNPOを立ち上げてしまった時のように。
私にとっては毎年がチャレンジの連続なのだけれど
来年は
今まで以上のチャレンジの年になるだろうと
今から気合いを入れているところなのであった。