ブランドというもの


今日は推薦入試があって面接を担当した。


何人かの受験生の「志望動機」に共通していたのが、
「知り合いにこの短大/学科を薦められたから」
というものであった。


姉が本学科に在学中という受験生もいて
今年度は2人目である。


つまり、うちの学科は
在学生や卒業生が、自分の知り合いや身内に
自信を持ってオススメできる存在なのだ。


これが「ブランド」というものである。


自分がいま在籍している大学が
つまらなかったりイヤな場所だったりしたら
他県に住む知り合いや自分の妹に
わざわざ勧めたりはしない。


お金をかけてテレビCMを流したり、
新聞や雑誌に大きな広告を載せたり、
電車一面に広告を出したり、
そういう宣伝効果は一時的で長続きはしない。


関係者一人一人のクチコミによる評判が
長い長い時間をかけて
伝統やブランドというものを築きあげていくのである。


そして、このブランドを守り続けていくための
日々の地道な努力が大切なのである。