八丁みそ工場に侵入


こちら(愛知)では、味噌といえば「八丁みそ」のことであり
味噌煮込みうどん、味噌カツ、どて煮などの「名古屋めし」をはじめ
さまざまな料理がこの八丁みそで味付けられている。
(サバの味噌煮も八丁みそだった)


しかし実は八丁みそは名古屋ではなく、
岡崎市で生産されていることはあまり知られていないらしい。


岡崎で気軽に見学できる工場の代表が、
NHKのドラマの撮影にも使われたという「カクキュー」。
予約なしでも見学可能。


昔からの伝統的な生産方法で、今も味噌を作っている。
下の写真のように、かつての生産現場が再現されているが
実は今でもそれほど変わっていないらしい。


古くて巨大な木の桶に、味噌をいれ、数年間熟成させる。
ふたの上には3トンぶんの石を積んで重しにしているのだが
どんな地震でも崩れたことがないらしい。
この石を積む技を身につけるのに10年の修行が必要だとか...

もっと最新の設備で作った方が楽だろうに、と思うのだが
それでは味が保てないのかも知れない。
八丁みそが全国的に出回っていないのも、
こうした手作りの生産方法にこだわっているからなのだろう。


ちなみに「八丁」というのは、地名(現在は「八帖」)である。