ケータイの文章
先週の授業中に、なんとなく質問してみたのだが
クラスの50%〜60%くらいがmixiユーザだった。
しかも学生の多くは、PCではなく携帯でmixiを利用しているとのこと。
前任校は情報系の学部だったため
学生のほとんどが自宅にPCとネット環境があり
mixi率も80%〜90%くらいと高く
多くはPCでmixiにアクセスしているようだった。
ちなみに私はまだ携帯でmixiにアクセスしたことがない。
一番の理由は通信費が気になってしまうことだが(笑)
携帯で長い文章(日記)を書くのがツライし
小さな画面で文章を読みたくないからである。
しかし今や携帯のブラウザも進歩しており
また多くのウェブサービスが携帯に対応している。
そして高校生や大学生にとって、
もっとも身近なネット端末は「ケータイ」なのである。
通学途中でも学校の休み時間でもウェブにアクセスできる。
ケータイで書いた日記は明らかにPCで書いた日記とは違う。
画面表示の関係で一行が短いし、一文も短い。
そして絵文字や顔文字、半角カナが多い。
しかしそこには独自の表現方法があり、
多彩なコミュニケーションが成り立っている。
私は、ケータイで書かれた文章がダメだとは思わない。
かつてEメールが普及し始めたとき、
手紙(文章)というものは手書きが一番であり、
メールには個性も表現力もない、などと言う大人たちがいたが
私は、PCのメールでもケータイのメールでも
ちゃんとその人なりの個性が表れるものなので
面白いなと感じていた。
すでに多くの人が語っていることだが
これからの時代は
ますますケータイがコミュニケーションの中心となってくるはずだ。
ウェブのコミュニケーションを研究している者として
ケータイでのコミュニケーションに関しては
学生たちから教えてもらうことが多くなるかも知れない。