研究

博士号取得

北大の学位記授与式に出席してきた。 この日は朝から雪で、北海道の卒業式らしい風景となった。 20年以上も前に文学部を卒業した日も雪が降っていたっけ。 休学期間を含めて約8年ものあいだ在籍していた北海道大学の大学院(国際広報メディア・観光学院)を…

森と共に生きる暮らし方

先週末に徳島県神山町で開催された、 「森と共に生きる暮らし方シンポジウム」 に(聴衆の一人として)参加してきた。 全国6ヶ所で制作されたドキュメンタリー映像の上映会で、 森に生きる人々の体験に基づく話をじっくりと聞かせる映像ばかり。 山に起きて…

新潟での集中講義第2弾(後編)

今回は3チームに分かれて ・地元、新発田市の酒蔵を訪問 ・地元の名物「から寿司」の取材 ・新潟B級グルメのレポート という3作品を制作することになった。 以下は酒蔵「金升酒蔵」での取材の様子。(社長さんにインタビュー) (酒蔵を見学) そして、編集…

新潟での集中講義第2弾(前編)

夏休みに続いて、集中講義「現代メディア論2」を 担当するために新潟の敬和学園大学に来た。 久しぶりに雪国ライフを体験できるかと思いきや 暖冬で積雪ゼロ...。 (ホテルの窓から撮影) 駐車場の片隅には汚れた雪山が... 今回の授業では、敬和学園大学の地…

龍谷大でゲスト講演

ひさびさに四年制大学(共学)で授業をしてきた。 龍谷大学・国際文化学部(滋賀の瀬田キャンパス)の「情報文化論」。 同じ北大の大学院つながりで 知り合いだった先生から頼まれたもの。 実際には、 私のfacebookでの書き込みを読んだことが 依頼の直接の…

下呂温泉でポストモダンについて考える

日本三名泉の一つ、下呂温泉(岐阜県)に行ってきた。 名前は知っていたが訪れるのは初めてである。 泊まったのは水明館という老舗ホテル。 下呂というのは あまりトレンディ(死語)な場所ではないような印象だったけれど 思ったよりも若者のグループが多か…

筑紫哲也賞!

札幌から帰宅した翌日、 東京(蒲田)で開催された 「市民がつくるTVF(東京ビデオフェスティバル)2012」 の入賞作の上映・表彰式に参加してきた。 私が代表を務めるNPO法人のメンバーが制作した作品が 全応募作206作品の中から見事に「筑紫哲也賞」を受賞…

日本広報学会

日本広報学会の研究発表会に出席してきた。 会場は国分寺駅そばの東京経済大学。 住宅街にあるコンパクトで静かなキャンパス。 (正門) 今回の統一論題は「東日本大震災における広報課題」。 まだ大学で広報を研究しているところは多くないので 企業(主に…

夏の焦り...

夏休みが近づいている...。 そして私は焦っている...。 今年はやらねばならない大事な研究テーマがあって そのための特別な研究費ももらっているのだけれど ほとんど進んでいないからである。 目の前にある用事を片付けるのに追われて その先にあるものまで…

ウェブの力

震災後のいろいろな動きの中で 「ウェブで何ができるのか」 に注目しているのだけれど、 やはりGoogleのやることはスゴイ。 以下の2つのサービスに感動。 実際に被災地にいる知人の消息を知ることができた。 「Person Finder」(消息情報) 名前(の一部)や…

震災報道とマス・メディア

今回の震災では、東海地方に影響が少なかったために (ツイッターも並行してチェックしつつ) 久々にテレビに長時間釘付けになった。 主にNHKばかり見ていたのだが 昨夜はフジテレビに変えてみた。 フジテレビの報道は、 被災した人たちへのインタビューが多…

樺太の話を聞く会

北海道稚内市で「樺太の話を聞く会」を開催した。 かつて日本領だった樺太(現サハリン)には 戦後すぐに引き揚げてきた人たちの他に 様々な事情からサハリンに残らざるをえなくなり、 その後40年以上ものあいだ、 ソ連の「鉄のカーテン」の向こう側で 日本…

樺太の記憶

来週は厳寒の北海道・稚内に3日ほど滞在する予定。 目的は、私が代表を務めるNPOが中心となって取り組む、 「樺太の話を聞く会」を開催するためである。 http://www.moovu.net/archives/000477.html 樺太(現サハリン)南部は第二次大戦時まで日本の領土であ…

昭和でアナログなソバ屋で思ったこと

(スキーの話の続き) 初日の滑りを終えてから 最寄りの道の駅へ。 買い物のつもりだったのだが 空腹に耐えきれず 道の駅の一角にある「そば・うどんの店」へ。 ここが、絵に描いたような昭和な店。 カウンターだけの狭い店内で 入ったときには客はゼロ。 店…

初日の出と今年の抱負

安城市内の某公園展望台から見た初日の出。 (1月1日午前7時すぎ) 今年は新年早々から研究活動をスタートした。 ここ何年か準備を進めてきた研究テーマがあって なかなか論文を書き出せずにいたのだけれど (気分が乗らなかったというのが理由...) 昨年12…

最先端の広報

同僚の教職員には、ツイッターの良さや ツイッターを活用した広報の可能性を なかなか理解してもらえないのだけれど、 今日話題になった出来事によって 少しは理解してもらえるようになるかも知れない。 NHK広報局の公式ツイッターの話である。 タレントの「…

大学生が作る映像について思うこと

最近は多くの大学で授業やゼミ活動の一環として 映像制作が行われており、 専門の学部・学科もずいぶん増えているようである。 そういう大学のウェブページを見てみると、 元テレビ局のカメラマンなどを講師に迎え 豪華なスタジオ設備と機材を整えているとこ…

ミクシィ・ボイスの過ち

最近ミクシィ(mixi)についての原稿を書いたのでその補足として、たまに真面目なことも書いてみることにする。 ミクシィは、高まるツイッター人気を受けて 2009年9月に「ボイス」というつぶやきサービスを開始したのだが、 これがミクシィの不人気を加速さ…

メディアの未来

1970年代のある夜、 若きブルース・スプリングスティーンのライブを見た ある音楽ライターが、興奮気味に雑誌にこう書いた。 僕は自分のロックンロールの過去が 一瞬のうちに目の前を通り過ぎていくのを見た。 そして僕は大変なものを見たのだ。 僕はロック…

研究日の過ごし方

今年も火曜日が研究日。 久しぶりの研究日なのだけれど 新年度のイレギュラーな忙しさの後遺症で 授業や雑用がないと何だか逆に落ち着かない... いちおう午前中から大学に行き 個人的に頼まれているサイトのリニューアル作業。 直すたびにさらに注文が増える…

嬉しいニュース(速報)

稚内時代の教え子たちの作品がまた大賞を受賞したようだ。 スターキャット市民映像祭 「まちづくり(ドキュメンタリー)部門」 http://www.starcat.co.jp/20th/20100407172500.html 名古屋のケーブルテレビ主催の市民映像祭。 不思議な縁である。 「まちづくり…

いつの日かリベンジを

第21回 飛騨高山ドキュメンタリー映像祭に行ってきた。 前任校(稚内)のゼミで2008年の1年間、 ゼミ生たちが農作業体験をして それを記録し続けていたのだが それがようやく何とか編集を終えて形になり、 (旧ゼミ生が編集作業を仕上げた) この高山のコン…

駅伝とポストモダン消費者

安城市民限定の駅伝大会の応援に行ってきた。 (正式名は「明治用水緑道市民駅伝大会」) この大会についてはよく知らなかったのだが 中学生や高校生の参加者(陸上部)が かなり多いようであった。 (上の写真は「男子の部」のスタート) 箱根駅伝なんかと…

デジタル・ネイティブな研究生活

私が研究活動を始めたのは2000年を過ぎてからであり 当時はすでにインターネット常時接続環境にあったので 研究者としてはいわゆる「デジタル・ネイティブ」なのである。 注)デジタル・ネイティブ:生まれた時からインターネットや パソコンのある生活環境…

空中戦=上の空?ウェブ学会シンポジウム

東大で開催された「第1回ウェブ学会シンポジウム」に参加してきた。 (ITmedia News) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news102.html 平日の10:00〜18:00というスケジュールにもかかわらず、 安田講堂にはのべ1,000人ほどの参加者がいた模様…

受賞作公開!

前任校で指導していた学生たちが作ったドキュメンタリーが 「地方の時代 映画祭」一般の部で優秀賞を受賞したのだけれど その受賞作をYouTubeで公開開始! 「アザラシに揺れる村」(前編) 「アザラシに揺れる村」(後編)

セカイカメラに映る狭い世界

iPhoneユーザになったので、 話題の「セカイカメラ」を時々覗いている。 セカイカメラとは(ASCII.jp) AKIBA PC Hotline! Junk Blog あまり名古屋の中心部に行かないので 市内がどのような状態になっているのかは分からないが、 うちの近くや、大学の近所は…

最北端の夏の記録

※一部の作品はコンテスト参加のため公開停止中です。(10/23) 日本最北端の地・稚内で行われた集中講義で 制作された映像がアップロードされた。 そのうちのいくつかを紹介したい。 まずは、アトピーなど皮膚病に効くことで有名な 日本最北の温泉郷・豊富(…

今年も泣きました

予定を大幅に(4時間ほど)遅れて 午後8時半頃にようやく上映会を開始。 (完成度は80%〜90%くらい) パソコンの小さな画面ではなく、 プロジェクターの大スクリーンで見ると 同じ作品でも別作品のように見えてくる。 自分たちの作品にコメントをしている最…

編集作業も大詰め

作品完成の締め切りも近づき (実はもう予定時刻を過ぎているのだけれど...) 各チームとも追いこまれている模様。 タイトルが決まらなかったり、 構成がうまくいかなかったり、 映像の素材が足りなかったり。 下の写真は、実習室のホワイトボード。 (タイ…